狩野浩平
高級日本茶「玉露」の「常識外れ」とされる飲み方を、大阪大学の学生が提案している。玉露を手軽に、コーヒーやエナジードリンク代わりに飲んでほしいという。日本茶の老舗や茶道の家元からも応援され、新しい商品を作り上げた。
玉露に高温の熱湯?
専用の紙コップに熱湯を注いで揺らし、30秒待つ。「これだけです」、阪大外国語学部3年の堀川心之祐(しんのすけ)さん(22)はそういうと、音を立ててお茶をすすった。
紙コップの底には粉砕された玉露の茶葉があり、その上にはフィルターが仕込まれている。お湯を入れたり、紙コップを傾けたりしても、茶葉が浮き上がってこない仕組みだ。熱湯を入れ直せば、計3杯まで飲める。値段は1個170円(税込み)だ。
この茶葉付き紙コップの名前は「めざまし玉露」。玉露には、眠気を抑えるとされるカフェインが特別多く含まれる。そこに注目した商品だ。
食品安全委員会によると、1…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル